MIND ARCH

三越と伊勢丹の企業文化の異なる経営統合が2008年におこなわれた直後の、オーバーストアの立地、多層階で複雑なフロアコンディションなど多くの課題を抱えた出店計画でした。依頼を受けた私たちは、コマースデザインセンターと協働しそのような立地・規模・競合・時期という課題を克服し、「これからの百貨店業のモデルストアとなる空間創造」をミッションとして商環境戦略を構築しました。具体的には①ストアのブランドメッセージである「あこがれ」の気持ちを「MIND ARCH(マインド アーチ)」というデザインで表現すること。②12層を3グループ（主・従・控）にまとめメリハリをつけること。③多彩な50のセレクトショップの集合体として百貨店をデザインすること。の３つを軸に、伊勢丹と三越の良さをそれぞれの空間で楽しむことができる、マインドシェアNo.1の百貨店を目指しました。

サービス内容：ストアコンセプト/MD計画/インテリアデザイン/家具デザイン/サインデザイン/照明デザイン/VMD/ブランド戦略
設計チーム：佐竹永太郎［コンセプト・空間］/徳島功（CDC）［MD・空間］/神田篤宏（comma）/伊藤亮平（CDC）/近藤陽資/安原正樹［照明］（plusY）
施工：大林組/乃村工藝社/丹青社/吉忠マネキン/SPD明治
受賞：JCDデザインアワードBEST100，DSA空間デザイン2012,etc.